幼いころは、渋みがあったり苦みがあるものを美味しそうに食べるグルメな大人がカッコよく見えたものです。

本格グルメを家で楽しむ
本格グルメを家で楽しむ

グルメな大人に憧れて・・

幼いころ、どんな食材が苦手でしたか?私はピーマン、ほうれん草、ナマコ、お麩、山菜などが嫌いでした。今考えれば独特の食感だったり少し渋みや苦みのある野菜などが苦手だったのでしょうね。食卓に並んだそれらのゲテモノ珍味(失礼、子供の私にはそう見えたのです)を実に美味しそうに口に運ぶ両親を見て、信じられないという思いと「なんだか大人ってカッコいい」とほのかに憧れの念を抱いたのを覚えています。たかがピーマンを食べている両親がグルメに見えたのでしょうね。

さてそれから早20数年が経過して今はどんな味覚を好んでいるのかと言えば、先ほど挙げた食材のことごとくを溺愛しています。ほろ苦さや渋みなどが殊の外美味しく感じられるようになりました。春はふきのとうや筍の天ぷらで春の芽吹きを喜び、夏はゴーヤ茶で喉の渇きを潤し、銀杏を拾って茶碗蒸しで秋を満喫し、冬は生牡蠣のミルキーな美味しさに身もだえします。四季の移ろいの美しさもさることながら、お美味しいものがたくさん詰まったこの国に生まれてよかったなあなんて感動すること度々です。幼いあのころに憧れていたグルメな大人になれたのかは分かりませんが、年齢とともに自然と味覚も成長するものなのかもしれませんね。
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